フランスの世界遺産 モンサンミッシェル

イギリスは先週末、バンクホリデーのため3連休でした

というわけで今回はモンサンミッシェルに行って来ました!!


何年か前にテレビで見て以来、いつか見てみたいと思っていた場所です


モンサンミッシェルはノルマンディー地方の西の端にあります


パリからTGVでレンヌに行き、そこからバスで向かうのがメジャーなルートでしょうか

私たちが探したときはどうしてもいい時間の列車とバスが見つからず、HISの現地ツアーにモンサンミッシェルへの片道トランスファーだけのツアーを見つけたので、それに申し込みました


金曜夜のユーロスターでパリに行き1泊、土曜の朝7時半にパリを出発です


途中Honfleur(オンフルール)という可愛らしい港町に寄りました



パリを出て約6時間、やっとのことでモンサンミッシェルに到着

正確にいうと手前にあるBeauvoir(ボーヴォワール)という小さな村です

想像と違って新しくて綺麗な建物が多かったです

そしてなぜかあちこちにカラフルな牛



まずは腹ごしらえから

通り沿いにあった「Restaurant La Rôtisserie」というレストランへ

昼間っからサイダーで乾杯

料理はまぁまぁのお味

バターはめちゃくちゃ美味しかった!!


ランチの後はいよいよモンサンミッシェルへ


モンサンミッシェルはフランス語で「聖ミカエルの山」という意味です

ここは大きな一つの岩盤でできた山なのだそうです

そこに大天使ミカエルのお告げにより礼拝堂を建てたのが始まりで、たくさんの巡礼者が訪れるようになり、巡礼者のための宿泊施設や土産物屋など少しずつ建物が増えて今の状態に


モンサンミッシェルのあるサン・マロ湾はヨーロッパで最も潮の干満差が大きい場所だそうで、昔は満潮時には完全に陸から孤立した島になっていたそうです

島の周りの干潟は場所によっては底なし沼のようになっているらしく、かつては干潟に足を取られ、満潮時の潮に飲み込まれ、たくさんの巡礼者が命を落としたそうです


島への道路が建設されたのち、潮の流れが堰き止められ砂が堆積し、満潮時にも島になることがなくなってしまったそうですが、大規模な工事により潮の流れを堰き止めない橋が数年前に完成しました

かつては島の入り口に大きな駐車場があったそうですが、現在は一般車は橋を渡ることができません

島へのアクセスはナベットという無料のシャトルバスか、有料の馬車、もしくは徒歩になります

約2kmなので歩いてもそんなに時間はかかりません


私たちはナベットでモンサンミッシェルに向かいました

ナベットを降りたところから撮影

干潮だったので島の周りはほぼ干潟です


干潟を乗馬してるグループを発見

徒歩のグループもあちこちに見えました


場所によっては本当に足を取られて大変なことになるので、ガイドさんと一緒じゃないと入っちゃダメとバスの中では言われましたが、島のすぐ近くだと結構干潟に入ってる人たちがいました




島に入ってすぐ、王の門の手前にあの有名な「la Mère Poulard(ラメールプラール)」のオムレツ屋さんがあります

作っているところが外から見えました

残念ながら予約でいっぱいで食べられませんでしたが・・・

ま、東京で食べられるし、東京の方が安いしね


修道院への道はGrande Rue(グランドリュ)大通りという意味ですが、大通りとは思えない狭さです


でも途中こんな狭い通路も見つけたので、これに比べたらgrandeかもしれません


Grande Rueにたくさんラメールプラールのお店があるのですが、あのふわふわオムレツが食べられるのは入り口のお店のみでした


狭い島ですが、入ってみると修道院はかなり高いところにありました

ということは結構急な坂や階段を登ります・・・


すっかり疲れてしまった私は修道院まで登るのを断念w

島から海を眺めたりしつつ一旦ホテルに戻って休憩することにしました



私たちがランチを食べてモンサンミッシェルに着いたのが3時過ぎ

修道院には行かずゆっくり島内を散歩したりして島を出たのが4時半ごろ

パリからの日帰りバスツアーの帰りの集合時間は4時台なのでかなり大忙しだと思います

日帰りツアーの人が一斉に島を引き上げる時間帯だったのでナベット乗り場はすごい行列でした


私たちがモンサンミッシェルに着いた日は、満潮時の水位が1年のうちでもかなり高くなる日だったので、どうしても潮が満ちていくところを見たいと、満潮になる9時過ぎまでには夕食を終わらせる必要がありました

満潮見た後だとお店が閉まってるので・・・


なので遅いランチであまりお腹空いてなかったけど、無理してディナーへ

モンサンミッシェルグルメでオムレツの他にもう一つ有名なのがプレサレというラム

満潮で潮に覆われる土地は塩分を含んでいて、そこで育った草を食べて育つラムは肉自体に塩の味がついていて美味しいらしいのです


モンサンミッシェルに来たからにはどうしてもプレサレが食べたくて「Restaurant Le Pré Salé」へ

お店の名前がそのまんまプレサレ!

そんなにお腹空いてなかったのでメインのプレサレをシェアしました

食べてみて本当にびっくり

こんなに柔らかくて臭みのないラムは食べたことありません

アイスランドのラムもとっても美味しかったけどさらに柔らかくて臭みがない

脂身はラムの香りがしましたが、獣臭さはナシ

夫はアイスランドのラムの方がお気に召したようです

確かにラム臭がなさすぎてラム食べてる気がしないほど


お腹いっぱいになったところで9時前になったので満潮を見に再びモンサンミッシェルを目指します


昼間は暑かったけど、橋の上は海風が強くて夜はめちゃくちゃ寒かった!

写真では全く伝わらないけど、じわじわ水が上がってきていました

これでももう21時なのに明るいですね

満潮まで20分ほど

遠くに見える島の周り、昼間は完全に干潟で歩いたりしてる人がいたところがすっかり海の中です

橋は満潮時でも沈みませんが、橋のすぐ下まで水位が上がっています


日没は21:55分ということで満潮後も寒さに耐えながらしばらく歩いたりしながら日没を待ちました


なんだかんだで歩いて橋を渡り切りました


橋を渡りきった時にはすでに少し潮が引き始めていましたが、島の入り口の広場になっているところは濡れていたので、満潮時は海に沈んでいたんだと思います


本当は真っ暗になるまで待ってライトアップも見ようかとも思ったのですが、あまりの寒さに断念


ちなみにナベットは12時近くまで運行し続けているので、モンサンミッシェルの夜景も帰りを気にせず楽しめました

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